ちゃんと吹けるの?クラリネットと歯列矯正

クラリネット

どーも。
東京ドーム1個分の大きさよくわからない。
みさきちです。

実はですね、みさきち最近まで歯列矯正をしておりました。
昔から八重歯がコンプレックスで、大人になって歯列矯正をやろうと決意したのです。
そこでよくある疑問。

歯列矯正中でもクラリネットって吹けるんか??

今回はそんな疑問にみさきちの体験を元にお答えしていきたいと思います。
まず第一に、歯列矯正には大きく下記の2種類がございます。

その1:ワイヤー矯正

このように、歯の表面にワイヤーやブラケットなどの装置を着けて歯並びを整える治療法です。

その2:マウスピース矯正

このように、目立たない透明な「マウスピース」を使って歯並びを整える治療法です。

みさきちの場合は、前述の「ワイヤー矯正」にて治療を行いました。
この、「ワイヤー矯正」をしながらクラリネット練習をした感想などを書き連ねていきたいと思います。

ちゃんと吹けるの??

はい。吹けます。
ちなみに、治療中のみさきちの口の中です↓↓↓


口の中の写真が出ます!!


↓↓↓

こんな感じで、ガッツリとワイヤーが入っておりました。
こんなに邪魔そうな器具がプラスされているのに楽器の演奏なんてできるんやろかー??
と、みさきちもやや不安はあったものの、特に問題なく吹くことができました。

ただし、みさきちは歯列矯正中に楽器の練習を開始したのでそんなに違和感はありませんでしたが、今までずっとワイヤーの付いていない状態で楽器を吹いていた人がいきなりワイヤーを付けた状態で演奏すると今までとかなり違う感覚になってしまうと思います。
しかし、一度取り付けたワイヤーはそう簡単に外すことはできませんので、ワイヤー付きの状態に慣れていくしかないです。

みさきち
みさきち

人間、何にでも慣れていくものよ。

ワイヤーを付けると、楽器の演奏だけではなく、食事やしゃべり方などの日常生活にも多少影響が出ます。
これらもやはり慣れていくしかできないので、楽器の演奏も同様がんばって慣れましょう。
決して音が出ないとかは無いです。

みさちき
みさちき

とりあえず楽器演奏自体には支障無いから安心してー。

ただし、これからワイヤー矯正を考えている方は吹奏感が変わってしまうかもしれないことは頭に入れておきましょう。

また、クラリネットを吹くということは決して歯並び的には良いことではありません。
どうしてもマウスピースを咥える時に前歯に負担がかかってしまいますので、歯並びが乱れる原因の一つにはなり得るでしょう。

歯列矯正中は「動揺」といって通常よりも歯が動きやすくなる現象が起こります。
そんな状態でクラリネットを吹くと、練習が終わる頃には前歯が若干前に出たような感覚がすることが多かったので、練習の後はいつも唇の上から軽く前歯を押さえてしばらく休憩していました。笑
気になった点といえばそれくらいでしょうか。

また、歯列矯正は一般的には歯を動かす際に強い痛みを感じることが多いそうです。
みさきちはデーモンシステムという比較的痛みの少ない治療法でしたので、演奏時に痛みによる支障はほとんどありませんでした。
しかし、歯列矯正の痛みが酷い場合は練習どころではない場合もあるかと思いますので、多少の覚悟は必要です。
※調整日(矯正器具を調整する日)から数日が一番痛いそうです。痛みが強い場合は調整日から数日間は練習やコンサートの予定などは入れない方がいいかもしれません。

みさきち
みさきち

夜眠れないくらい痛い場合もあるらしいぞ。

ちなみにワイヤーを付けたことによりどうしてもできなくなったことは、「口笛を吹く」です。
みさきち、口笛吹くの得意だったんですが、歯列矯正中は全く吹けませんでした。
唯一の特技を封印されてしまったのは寂しかったですね…。

リテーナー生活

そんなこんなで長かった歯列矯正生活(4年もかかりよった)も終わったわけですが、歯並びがキレイになってワイヤーを外したら終わりではありません。

ワイヤーを外した歯は、元の歯並びに戻ろうとするのです!!

みさきち
みさきち

やめてー!!元に戻らないで!!

せっかくキレイに並んだ歯並びが元に戻るなんて耐えられませんよね。
そこで、歯の後戻りを防ぐために「リテーナー」が使われます。

こんなやつ↓↓↓

リテーナーにもいろいろな種類があるのですが、みさきちが使っているのは上の写真のようなマウスピースタイプ。
つけていても見た目にはほとんどわかりません。
ワイヤーを外した直後の歯は非常に後戻りがしやすく、このリテーナーを食事の時以外の1日22時間は装着しておかなければなりません。
これがまた不便!!

みさきち
みさきち

1日に22時間装着だと…!?

しかもこれを付けている間は食事や色の付いた飲み物を飲むことができません。
みさきちはいつもコーヒーを片手に仕事をしていたのですが、リテーナー生活になってからは仕事中は水しか飲んでおりません。
小腹がすいた時はチョコやグミなどのお菓子をつまんでいたのですが、これもできない!!

同僚から「よかったらどうぞ^^」と仕事中に回ってきたお菓子もその場で口に入れることができず、後の食事時にリテーナーを外したタイミングで食べるしかないという…!!

みさきち
みさきち

なんと、ワイヤーが外れた後のほうが不便とな!?

もちろんこの先ずっとこの生活ではありませんが、少なくとも後戻りの心配が無くなるまで数年は続く予定。

そして本題に戻りますが、このリテーナー生活でのクラリネット練習について。
リテーナーを付けたままの状態でのクラリネット演奏は吹けることは吹けますが、やはり違和感があります。
単純に前歯にリテーナー分の厚みが出てしまっていますので、その分マウスピースから歯が浮いた状態になるわけです。
かなり厚めのマウスピースパッチを貼っている状態とでも言いましょうか。
やはりマウスピースを付けずに演奏するのとは違いが出てしまいます。

リテーナーを外した状態と付けた状態、かなり吹奏感に差が出てしまいそうなので、練習の時は外すか付けるかのどちらかで統一した方がいいかと思います。

外した場合
歯の後戻りのリスクがございます。
クラリネットを咥えることで歯に多少力もかかりますので、通常よりも後戻りのリスクが増えるかもしれません。
練習が終わったら速攻リテーナーを付けましょう。

付けた場合
リテーナーを常に付けていなければならないのは数年なので、数年後にまたリテーナーを外した状態の吹奏感に慣れなければなりません。
また、リテーナーの破損にも注意が必要です。

尚このリテーナー、壊したり紛失したりするとまた歯医者さんで作り直しになるのですが、その際の費用が3万円+税かかるそうな(みさきちの歯医者の場合)。

みさきち
みさきち

マウスピースって高いんですな!!

マウスピースを付けるか外すか、どちらにしろ自己責任でお願いいたします。
参考までに、みさきちは付けたまま練習しております。

番外:リテーナーケースについて

本題とはあんまり関係ない話ですが、リテーナーを入れておくケースについて。
歯医者でリテーナーを作ってもらった時にリテーナーケースも一緒にもらったんですね。
リテーナーは高価ですし、うっかり壊してしまう可能性もあるので、持ち運びの時はケースに入れましょう。
ケースの色は自分で好きなやつを選べて、青、白、赤、黄など様々な色のケースの中からみさきは比較的派手な赤を選びました。
赤を選んだ理由は、単純に赤やピンク系の色が好きだからです。
↓↓↓みさきちのリテーナーケース。

後にこの派手色を選んだことを少し後悔することになります。

食事の時は必ず外さなければならないリテーナー。
もちろん、レストランやカフェなどでの外食時も外すことになります。
友達や家族と食事をする時は、やはり人の目の前で口を開けてリテーナーを外すのは恥ずかしいので、この真っ赤なリテーナーケースを持ってトイレなどへ行ってこっそりリテーナーを外すのです。

「ちょっと失礼。」とか言ってリテーナーケースを持ってトイレに消えるのですが、このリテーナーケース、持ってるだけでめっちゃ目立つんよね。
「お待たせー。」と言って振る手の中には真っ赤なリテーナーケース。
思わずそっちに目が行くよね。

こんなことならもっと地味色なやつを選べばよかったなと思うみさきちであった。
結論:リテーナーケースは地味で目立たない物を選ぶべし。

よろしければ今後のリテーナーケース選びの参考になさってください。

まとめ

歯列矯正をしながらクラリネットは吹けるのか?
という問いに関しては、普通に吹けますのであまり心配することは無さそうです。

ただし、矯正器具を付けた状態での演奏に多少は慣れる必要があることは頭に入れておきましょう。
なので、大事なコンクールや演奏会の前に歯列矯正をスタートさせるのは避けた方がいいかもしれません。

みさきちはクラリネットの場合のみ経験をしましたので、音の出し方の違うフルートやトランペットなど他の楽器に関してはまた違った感覚になるのかと思います。

歯列矯正はしたいけど、楽器の演奏に支障が出るのは嫌だ。
そう考えている方もいるかと思います。
キレイな歯並びと楽器演奏、どちらも両立して手に入れることはできますので、このブログを見て少しでも参考にしていただけましたら幸いです。
ではまた。

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